松本市こども絵画造形教室
あーとりえ
レッスンは、水金土日開講。
月2回各90分で
様々な画材、材料を使い
毎月2〜3種類のテーマで
創作活動をしています。
2025年9月1回目は、
アクリル絵の具で
フィンセント・ファン・ゴッホ(1853‐1890)
のひまわりの模写に
取り組みました。
名画の模写をする利点
1.時代背景、美術史を知れる
2.画家について興味深く知れる
生涯、人柄、技法や探求テーマなど
3.自分で描くことで
受動的な知識から
主体的な体験へかわり
アート思考が育まれます
本やネットでも
情報を知ることはできますが
模写してみると
驚くほど発見が多いものです。
模写とはいえそっくりに
描く必要はないのです。
どんなに小さなことでも
自分で発見し、疑問を持ち
自分だけの答えを見つけて
いくことが大事です。
7つのひまわりの謎
アルルのアトリエで
画家のゴーギャンと
共同生活をするにあたり
彼の到着を待ちわびて
描いたといわれる
ひまわりは7点あり
現存するのは6点です。
そのうち
ロンドンナショナルギャラリー
オランダのゴッホ美術館
東京のSOMPO美術館
所蔵の3点は
ゴッホ自身が模写をした
作品なので非常によく似ています
(作品画像は7つのひまわりで
検索すると出てきます)
ですが、よく見ると
色、花、茎の角度、
ツボの形、配色
細かいところが
少しづつ違うのです。
このことから
ゴッホがいかに
このモチーフに
こだわりを持っていたか
さまざまな実験をしていたか
自分なりの表現に
たどり着こうとしていたか
を知ることができます。
5角形の構図
黄色へのこだわり
筆致
単純化、平面的
輪郭線
特に何に興味を持っていたか?
それはまさしく
日本の浮世絵です
ジャポニスムがパリで
大流行し
ゴッホも浮世絵の魅力に
どハマりしていたのです
ゴッホ以前の西洋画は
写実的な表現が主流でした。
でもゴッホは、浮世絵の
エッセンス
抽象的、平面的、線画的
を大胆に取り入れました。
ひまわりの絵からは
ゴッホ自身そのもの
性格や知性までもが
伝わってきます
そんな風に絵を描いたのも
ゴッホが初めてではないでしょうか
そこが何よりゴッホの
ひまわりがすごい所以
なのではないかと
個人的に今回の模写を
通して感動したところです。
ゴッホのひまわりに
ついてのエピソードは
レッスンでたくさん
お伝えしました。
文にすると長いので
この辺でやめておきます。
※大塚国際美術館では
原寸大の陶板画で
7つのひまわりを見ることができます
行く機会があれば是非
違いを見つけてみてくださいね。
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